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ミール通信(6月号)

見直そう!「日本型食生活」

日本型食生活とは

 米(ごはん)を中心に、大豆、野菜、魚などの電つて来な素材をしょうゆ、味噌、だしなどで調理した食事に、肉や果実、乳製品などがバランスよく加わった食事のことを「日本型食生活」と言います。

 明治維新以降、西洋の様々な文化が流入しました。それまで禁忌されていた肉やパン、卵、牛乳なども取り入れられ、日本人の体格が変わり、平均寿命を延びたのです。

世界に評価された「日本食」

 「日本食は健康にいい」「高品質で美味しい」と世界的に日本食ブームは続いています。日本人の平均寿命は男性80.2歳、女性86.6歳と長寿であることも注目されているひとつです。

 2013年、「和食 日本人の伝統的食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。多様で新鮮な食材、栄養バランスに優れた食生活、四季を生かした行事食などの魅力が評価されたのですね。日本人としてとても嬉しいことです。これからも、日本食を文化とともに受け継いでいきたいですね。

最近の動向「日本型食生活の崩れ」

 現在の日本は「ほうしょく(豊食・飽食・崩食)の時代」と言われ、日本人の主食である米の摂取量は減少し、加工食や脂質の摂取量が増加して栄養のバランスが崩れ、生活習慣病などの健康問題が、大きな社会問題となっています。

 実はこの50年間で、日本人の平均摂取エネルギー量は、200kcal程減っているのですが、脂質の摂取量はなんと約3倍も増えているのです。洋風化した現代の食は、日本人の体質には合わず、平均寿命は延びても、健康寿命が心配されます。

「まごは(わ)やさしい」で日本型食生活を実践!

豆類 …大豆、納豆、豆腐など

「頭」「喜」「豊」「登」どれも「豆」と言う字が使われている程栄養価が高い食品です。豆類は、良質のたんぱく質が豊富で、豆に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれる働きがあります。また、イソフラボンやカルシウムは、骨粗鬆症予防にも最適です。

ごま

ごまに含まれる脂質(リノール酸、オレイン酸)は、コレステロールを下げる働きがあります。たんぱく質、ビタミンE、カルシウム、鉄、食物繊維なども豊富です。すって摂ることで、消化よく栄養素を吸収することができます。

わかめ …海草類(昆布、ひじき、海苔など)

カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富です。エネルギー量が低く、食物繊維も豊富なので、ダイエットや生活習慣病予防にもおすすめ。

野菜

緑黄色野菜に含まれるβカロテンは抗酸化作用の働きを持ち、免疫力を高めてくれます。また野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なので、葉物、根菜など色々な種類を摂ることが健康への秘訣につながります。

血液の流れをスムーズにするEPAと脳の活性化に役立つと言われるDHAが魚脂に多く含まれています。たんぱく質やカルシウム、鉄などのミネラルも豊富です。

しいたけ …きのこ類(しめじ、えのき、えりんぎなど)

きのこに含まれる食物繊維には、免疫力をUPする働きがあります。またカルシウムの吸収の働きをよくするビタミンDやミネラルも多い、低エネルギー食品です。

いも類 …じゃがいも、さつまいも、里芋など

いも類に含まれるビタミンCは、熱を加えても壊れにくいのが特徴。日本人は、稲作以前は里芋を主食としていたほどで、食物繊維の多いいも類は、日本人の長い腸に合う食べ物です

日本の伝統的な発酵食品(味噌、しょうゆ、納豆、ぬか漬けなど)をおすすめします。
腸内環境が変わってきます。

「毎食これになっていませんか!?」

これらの共通点は、炭水化物と脂質が多く、身体の調子を整える「ビタミン・ミネラル・食物繊維」がほとんどないこと。また、噛まずにささっと、満腹感を得られない割に、高カロリー。毎食これではメタボ。生活習慣病へとまっしぐらだ!!

カルフールにもあるよ まごは(わ)やさしいメニュー

  • 豆腐
  • 納豆
  • ごぼうと大豆の五目煮
  • 小松菜ごま和え
  • ほうれん草ごまあえ
  • きんぴらごぼう
  • ふきと昆布の煮物
  • ひじき煮
  • 若布とキュウリとじゃこの酢物
  • サラダバー
  • かぼちゃ煮
  • 野菜サラダ
  • 秋鮭西京焼き
  • 鰆の竜田揚げ
  • 鯖の味噌煮
  • なめたけ大根おろし
  • きのこごはん発芽玄米
  • 肉じゃが
  • 小松菜と里芋の煮物
  • 大学芋

日本人なら! 当たり前!

日本は床文化なので、正座をして食事をいただきます。そのため、茶碗やお椀を手で持ちます。夫婦茶碗は男と女の手の大きさが違うために、その持ちやすい大きさで茶碗の大きさが決まり、生まれたものなのです。箸や器は子どもの手の成長とともに買い換えていくもの。他の国にはない、繊細な日本人の大切にしていかなければならない素敵な文化なのです。

正しく持っていますか「箸」

片方の箸を親指の根本にはさみます。 薬指を軽く曲げて、箸を第一関節の上に置き、親指と薬指で支えます。 もう一方の箸は親指の腹ではさんで、中指の第一関節でおさえます。 小指を薬指に添わせて、上の箸を動かします。

子どもだけでなく、今や日本人の2人に1人は正しい箸の持ち方を知らないとのこと

一汁三菜の配膳

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