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ミール通信(10月号)

「旬食材」のパワー

 日本には四季があります。以前は春夏秋冬のそれぞれの季節に収穫された食材が食卓に並んでいました。そしてその旬食材を行事の中に取り入れて、日本の伝統食や行事食が出来、食文化が築かれてきたのです。今は品種の改良、技術や流通の発達などで、季節に関係なくいつの時期でも様々な野菜や果物、魚介類がお店に揃っています。便利である反面、旬の食材も知らないまま、一年間を通じて自分好みの変化のない料理ばかりが食卓に並んでしまうこともあるのでは。

実りの秋、食欲の秋、今の旬食材のパワーを美味しくいただきましょう!

 

どうしていいの?「旬食材」

旬食材は「新鮮」
豊富に出回る時期、品の回転もよく新鮮です。
旬食材は「栄養価が高い」
ほうれん草は出回り期(冬)とそうでない時期(夏)では、ビタミンCの含有量は3倍も違います。その季節にふさわしい身体に必要な栄養素を含んでいます。
旬食材は「経済的」
他の時期に比べて収穫量が多いので安価です。ハウス栽培はコストもかかってきます。
旬食材は「美味しい」
気温に適して成長するので、素材本来の美味しさを味わうことができます。

他にも大事なこと

「身土不二」
人間の身体は住んでいる風土や環境と密接に関係していて、その土地の自然に適した旬の食物を育て、食べることで健康に生きられると言われています。
「地産地消」
その地域で生産されたものを、その地域で消費することです。 食の安全の問題などから、「生産者の顔が見える」ということで、消費者の安心にもつながっています。 また食糧自給率向上の取り組みのひとつでもあります。

愛媛県は瀬戸内の海と山に囲まれた温暖な気候で、旬の海の幸や山の幸も豊富です。

知っていますか? 季節の食材

寒い冬の間土の中で耐えていたものが新芽となり、芽吹きの香りや鮮やかな緑が私たちの身体を目覚めさせて活性化させてくれます。

  • キャベツ・菜の花・新じゃがいも・玉ねぎ・アスパラ・グリンピース・空豆・筍・ふき・つくし・たらの芽
  • いちご・甘夏
  • 鰆・ニシン・サヨリ・鯛・かつお・あさり・はまぐり

水分が豊富で、ほてった体を冷やしてくれます。元気な色とそれに含まれるビタミンが、夏バテを予防してくれます。

  • 南瓜・トマト・なす・きゅうり・ゴーヤ・とうもろこし・大葉・ピーマン・オクラ・ズッキーニ・みょうが
  • メロン・スイカ・桃・パイナップル
  • たこ・太刀魚・スズキ・うなぎ・ハモ・鮎

夏で疲れた胃腸の調子を整えてくれる、身体に優しい食材です。また寒い冬にむけてビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。

  • さつま芋・里芋・じゃがいも・ごぼう・人参・レンコン・しめじ・まいたけ・ブロッコリー・チンゲン菜・かぶ
  • りんご・ぶどう・柿・(くり)
  • 秋刀魚・鯖・鮭・かつお・いわし・こはだ

霜柱が立ち始める寒さになると、旬の葉野菜は凍えないように糖分を増やします。また身体を温める働きの食材も多く、風邪予防にも役立ちます。

  • 大根・白菜・小松菜・ほうれん草・ねぎ・春菊・にら
  • みかん・いよかん・ゆず
  • たら・ぶり・ひらめ・カレイ・ふぐ・牡蠣・カニ

日本の伝統・行事食と旬食材

1月 2月 3月 4月 5月
  • おせち料理
  • 雑煮
  • 七草粥
  • 鏡開きのぜんざい
  • 小正月の小豆粥
  • 節分の福前
  • 恵方巻き
  • 桃の節句の菜の花ずし
  • はまぐりの吸い物
  • 菱餅
  • ひなあられ
  • 入学・進学祝いのちらしずし
  • 花見弁当
  • 団子
  • 端午の節句の柏餅
  • ちまき
  • 筍ごはん
7月
  • 七夕そうめん
  • 土用のうなぎ
  • 十五夜の月見団子
  • 彼岸のおはぎ
  • 十三夜の月見団子
  • 芋ご飯
  • 七五三の千歳飴
  • 炊き込みご飯
  • 栗ご飯
  • 冬至のかぼちゃ
  • 小豆粥
  • 大晦日の年越しそば

松山の郷土料理

おもぶりご飯 旬野菜と松山揚げを煮たものとご飯を混ぜ合わせ(もぶる)ます。

鯛飯、鯛そうめん、松山すし、たこ飯、どじょう汁、いわしのつみれ汁、緋のかぶ漬けなど愛媛・松山ならではの、伝統料理が沢山あります。

受け継いでいきたいですね。

ビタミンの働きと多く含む食品

三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)を効率よく代謝します。

健康維持と増進にはビタミンが不可欠です。

脂溶性ビタミンは、過剰症を起こすことがあるので、サプリメントでの摂取は気をつけましょう。

脂溶性ビタミン

  主な働き 多く含む食品 欠乏症
ビタミンA 視覚・粘膜・上皮組織の正化、成長促進、明暗順応 うなぎ、レバー、卵黄、バター、緑黄色野菜 夜盲症、抵抗力の低下、発育阻害
ビタミンD 骨形成、カルシウムの吸収を促す 魚、きのこ くる病、骨の軟化
ビタミンE 抗酸化作用 植物油、ナッツ、魚類 特になし
ビタミンK 血液凝固作用 納豆、ブロッコリー、ほうれん草、海草 出血傾向

水溶性ビタミン

  主な働き 多く含む食品 欠乏症
ビタミンB1 糖代謝に必要 豚肉、レバー、ナッツ、胚芽、のり 疲労感、脚気、神経症状
ビタミンB2 エネルギー・脂質代謝に必要 レバー、卵、牛乳、うなぎ、きのこ 口内炎、皮膚炎
ビタミンB6 たんぱく質・脂質代謝に必要 鶏肉、魚肉、ナッツ 皮膚炎
ナイアシン 糖質・たんぱく質代謝に必要 レバー、鶏肉、豆類 ペラグラ
パンテトン酸 糖質・脂質代謝に必要 レバー、豆類 特になし
葉酸 赤血球の生成、ヘモグロビンの再生 緑黄色野菜、レバー、空豆、卵 巨赤芽球性貧血
ビタミンB12 核酸・たんぱく質合成に必要、悪性貧血に有効 レバー、魚、しじみ、卵、豆類 悪性貧血、倦怠感、神経症状
ビタミンC 抗酸化作用 野菜、いも類、果物 解決病

カルフール旬 今の旬メニュー(10月)

旬のさんまの塩焼き

この秋、道東沖でとれた新物さんま。程よく脂がのっています。さっぱりすだちを添えて。

豚肉と季節野菜のクリームシチュー

じゃがいもゴロゴロ、野菜のうまみたっぷりのクリームシチューです。

栗ごはん

愛媛県内子町の栗を使っています。

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