ミール通信(3月号)
ライフステージと「食生活」
同じ人でも、年代によって食生活や健康づくりの目的や方法は変化していきます。
食べるということは
食べることは、生涯を通して営まれ、生きる力の礎となります。心身ともに元気な毎日を送るためには、世代に応じた食習慣を理解し、実践し、その経験を次世代に食の大切さとして伝えていくことが大事です。
大学生は青年期
青年期は子どもから大人への移行の時期であり、身体的な発達はほぼ完了し、精神的には社会的役割を自覚していく充実した時期です。また、受験や進学などによる生活の変化によって、食生活が乱れやすい時です。自分の身体や食生活に関心を持ち、食に関する知識を習得して、情報を正確に受け取る力を養っていきましょう。
自分の心身体は、自分が選んで口に運んだ食べ物から作られているのです。
青年期の過ごし方で
男女問わず、無理なダイエット、栄養不足、過剰な添加物の継続的な摂取は、自分の健康障害だけでなく、次世代にまで悪影響が及ぶと言われています。
健康な一日を送るために
食生活・栄養面から
野菜不足が見られます。カルフールでも、今より1品野菜小鉢を増やしましょう。
身体活動・運動面から
- 適正体重を知り、それに合った摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを考えた生活を。(ミール通信8月号)
- エレベーターより階段を。車、バイクより自転車、徒歩に。
- 定期的にスポーツを楽しもう!
有酸素運動+筋肉トレーニングを組み合わせることで、健康でカッコイイ身体が維持できます。
休養・リラクゼーションから
- 睡眠時間は充分取り、熟睡できる環境づくりをしておきましょう。
- スポーツ、カラオケ、ショッピング、読書など自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
- いざという時、困った時の相談相手はいますか?
歯・口のケアから
- デンタルフロスや歯間ブラシなども利用して、日常からセルフケアを行いましょう。
- 定期的に健診や歯石除去に行きましょう。
- 歯周病について知っておきましょう。
歯周病とは…
歯垢中の細菌が、歯の周りの歯肉や骨に炎症を起こす病気です。現在若い世代でも罹患率は高くなっています。歯周病の原因菌は、血液中に入り、全身に影響を及ぼす可能性もあります。
喫煙・アルコールから
- たばこによる身体への悪影響は大きいものです。歯周病も進行すると言われています。
- アルコールの適量を知っていますか? 社会人に向けて、正しいお酒の飲み方を知っておきましょう。
食育
「食育」とは
食育基本法の中で、次のように位置づけています。
- 生きる上の基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきもの
- さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てること
「食育基本法」とは、国民が生涯にわたって健全な心身をつちかい、豊かな人間性を育むことができるよう、食育を総合的、計画的に推進するために、平成17年に制定された法律です。
内閣府の「食育推進」
食べ方提案
テーブルPOPを活用して、季節の旬の食べ物についてや「風邪予防」など季節の食べ方などやその週のメニューを組み合わせたお勧めの食べ方提案などをしています。
食生活相談会
年に数回、栄養士による食生活相談会を実施しています。アンケートに答えると、現状の食生活をどのように改善すればよいか、わかりやすく教えてもらえます。また、ダイエットや筋肉をつけるためにはどのような食事をしたら良いかなど個人的な相談にも応じています。
3群点数表
3群点数表でメニューPOPやプライスカードを表示しています。また、レシートには食べた物の3群点数表が表示されます。
生協食堂のメニューの栄養表示は3群点数法で表しています。3群点数法とは、食品を栄養の働き別に赤・緑・黄の3つに色分けします。食事の量は、1点=80kcalというエネルギー点数で表します。食べる量は個人によって違います。同じ年齢でも、性別・体重・身長・活動量によって異なります。生協では1日に食べるパターンとして赤6点、緑3点、黄24点(女性15点)を食事としてとろうと提案しています。エネルギー量だけを意識せず、3群のバランスを気をつけて食べましょう。